自然災害について考える

2019年1月15日 17時00分

ホームページ更新担当のKです。先日、愛媛県歴史文化博物館で開催された講座「ハザードマップから学ぶ愛媛の災害(講師:大本敬久学芸員)」に出席しました。この講座では、南海トラフ地震を中心に、自然災害時にはどこでどのような被害が起こりうるか、ということを各市町のハザードマップを見ながら確認をしていきました。 そこで今回は、本校付近で想定される被害について取り上げたいと思います。まずは、下の写真をご覧ください。

 マップ

 これは、松山市ホームページに掲載されている「まつやま内水ハザードマップ」です。近年、局地的雨の増加と都市化による田畑の減少などによって住宅や道路などへの浸水被害が相次いでいることを受けて作成されたもので、想定される被害状況を色で表します。本校周辺は黄色(0.01m以上0.10m未満)で着色されていて、図中の×印は「想定される危険箇所」を示しています。

 次に、南海トラフ地震発生の際に想定される被害状況は、「震度6強」「建物全壊棟数5~10棟」「液状化危険度は『極めて高い』」です。「震度6強」になると、「立っていることができず、這わないと動くことができない。」「固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる」状況が生まれるといわれています。

 自然災害はいつ起きるか分かりません。「想定」ではありますが、どのような被害がどこでどのように起こりうるのかを事前に把握しておくことが、自分の命を守るために大切なことだと改めて感じました。以下に、松山市がホームページに掲載している関連資料と国土交通省が掲載している「重ねるハザードマップ」を添付しますので、一度目を通しておいてください。

① まつやま内水ハザードマップ

② もしも南海トラフ巨大地震が起きると…(震度分布図、揺れによる建物被害、液状化危険度分布図)

③ 松山市洪水ハザードマップ(石手川洪水氾濫時の避難地図)

④ 松山市洪水ハザードマップ(重信川洪水氾濫時の避難地図)

⑤ 重ねるハザードマップ(国土交通省HP)